ブログの説明


2015年6月14日日曜日

20150614 田植え大会(谷戸田保全定例活動) 報告

活動名 :谷戸田保全定例活動
活動概要 :田植え

日時 :2015年6月14日(日)9:30-15:00
場所 :Kたんぼ
参加人数 :20人程度+学童保育クラブから20人程度

報告 :
花咲き村では、毎月第3日曜日に、谷戸田保全の定例活動を行っています。
田植え、稲刈り、餅つきなど季節毎に、参加者を公募するイベントとしても開催しています。

本日は、毎年この時期恒例の田植え。
ゲストも交えて、苗採りから代掻き、田植えまで行いました。

今年は大々的に募集せず、口コミのみの参加受付だったため、人数は少なめ。
それならと、みな気合を入れて、田んぼへ向かいました。

天気はといえば、心配していた雨も朝方で上がって、ほどよく雲が広がった暑すぎない気候と澄んだ空気の中、気持ちの良い汗をかきました。

ゲストも含めた何人かは、あまり経験できない苗採りへ。
花咲き村の若き稲作農家のHさんが大事に育ててくれたコシヒカリのもち米の苗を、苗場でせっせと採取します。

その間、代かきチームはK田んぼへ。
ここは、谷戸田(谷津田)とって、山間にある小さな棚田です。
山の豊富な養分を受取れて、多様な生物が生息しています。

その代わりに、源泉に近すぎて川が無く、沢から流れる水のみでまかなうため、水を湛えるのが大変です。
また、その地理形状から大型機械は入りにくく、ほぼ人力で農作業を行います。
大変ですが、それだけ手作り感覚を味わうことができ、田んぼや稲に一層愛着もわきます。

ここ数年、有機人力農法で、花咲き村が稲作をさせてもらっています。

今年は人手不足から、本来事前に済ませておくべき代掻きを、田植え直前に行いました。
耕運機で田んぼをかき混ぜた後(ここだけは機械に頼ります)、柄振りを使ったり、ロープを付けた大きな丸太を引っ張って田んぼ表面を均します。

代掻きは、田んぼの水漏れを防ぎ、苗を植えやすくし、苗の根付きと発育を良くします。
雑草の発生を抑える効果もあると言われています。
(参考 :クボタ「くぼたのたんぼ 伝統農具と稲作」)なかなかの重労働で、田植え前に筋肉大活躍です。

その間、三鷹の学童クラブから来てくれた子どもたちは、田んぼの生物を観察します。
オタマジャクシ、アカハライモリ、ヤゴ、トンボ、ミミズ、オケラ、アメンボ、色んな生き物を発見してはキャーキャー喜んでくれています。
これまた、毎年の谷戸田の田植えの風物詩になっています。
さすがにトウキョウオオサンショウウオはいませんでしたが。

途中、苗を田んぼまで運ぶのを手伝ってもらったり、できるだけ稲作に関わる機会も提供するよう心掛けました。

お昼ご飯は、恒例の、白米と一汁一菜。
去年の花咲き米と、味噌汁、キュウリの漬け物です。
特に、Tさん差し入れの朝採れキュウリに、花咲き味噌を付けて食べるのが好評でした。

午後はみんなで田植え。
ゲストも含めた大人やこどもみんなで一列になって、一斉に苗を植えていきます。
裸足で泥に入る感覚は、田植えならではの体験です。


ここでも、原始的な道具が活躍します。
ながい縄に布の短冊を一定間隔でぶら下げた目印を田んぼの端から端へ渡します。
この目印を目安に、みんなが苗を植えます。
今回は、概ね畝30㎝・苗20㎝間隔で植えていきました。

田んぼ四枚を終えたところで撤収。
田んぼ作業は、泥にまみれた道具を洗って片付けるのも一仕事です。
こども含め、みんなで近くの川で道具を洗って、森の家へ帰りました。

進捗はゆるやかでしたが、和気合い合いと楽しく進めることができました。
願わくば、この後も、草取り、稲刈り、脱穀、餅つきと、せっかく植えた苗たちの成長と収穫にも携わってくださることを祈りつつ。
(K)

今日の流れを確認。

こどもや女性も真剣。

田んぼで作業の確認。

こどもたちは生物観察。
谷戸田は生物の宝庫です♪


耕転。体重をかけて泥の下から掻きあげます。

水のない田は鍬で田起こし。

苗を配達するパンツマンたち!

待ってましたお昼ご飯♪

学童保育のこどもたちは持参のお弁当をひろげます。

食後の冒険。K高さん敷地をお借りしました。

いよいよ田植えへ。

リーダーSさんがまずは見本。

下から5㎝のところを二本の指でつまんで。

印の向こう側へまっすぐ立てる。

さあ、みんなでやってみよう。

腰は大丈夫?

その間も耕転は続く。。

4枚植え終わりました!
お疲れ様でした。

最後は森の家で感想をいただきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿